専得寺(読み)せんとくじ

日本歴史地名大系 「専得寺」の解説

専得寺
せんとくじ

[現在地名]爾志郡乙部町字緑町

乙部町の南部にある。山号青竜山、本尊阿弥陀如来、真宗大谷派。宝暦五年(一七五五)松前城下専念せんねん寺の掛所として創立されたと伝える。以後しばらく本寺の専念寺から留守居の僧が派遣され僧用を行った。文久元年(一八六一)火災により焼失。明治五年(一八七二)九艘川くそうがわ(現江差町)順正じゆんしよう(現真宗大谷派江差別院)の留守居僧得往が住職となり、専得寺と号した(明治一二年「寺院明細帳」乙部外四村戸長役場文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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