専用水道
利用者を限定しない自治体の水道事業とは異なり、特定の人が利用する目的でつくられた自家用の水道。社宅や学校、病院など100人を超える居住者に水を供給したり、飲用、炊事用、浴用など人の生活に使用する1日の水量が20立方メートルを超えたりする施設が該当。汚染は公衆衛生上の問題につながるため、水質維持は自治体の水道とほぼ同等の水準が要求される。水道法では、管理責任は施設の設置者が負うとされる。国内に約8千カ所あり、地下水などを利用している。
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出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の専用水道の言及
【上水道】より
…現在では都市への用水供給施設のうち,飲用(家庭用)を目的に含めていない水道(工業用水道など)に対して,飲用水の供給施設を一般に上水道と呼んでいる。行政用語としては〈水道事業〉を計画規模によって上水道(計画給水人口5001人以上)と[簡易水道](101人以上5000人以下)に分けているほか,水道局へ浄水を卸売する用水供給事業,特定の対象に給水する専用水道に区分している。また水道事業とは別に農山村にごく小規模ながら営農水道,飲雑用水供給施設,共同井戸などと呼称されている水道がある。…
※「専用水道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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