1 川や湖の水を引いて、飲料水・使用水・消火用水とするための施設。水源や導水、浄水などの設備。上水道。
2 上水道または下水道。ふつう上水道をいう。
3 船が通るみち。船の航路。ふなじ。
4 陸地に両側から挟まれて狭くなっている海または湖の部分。海峡。「豊後(ぶんご)水道」
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上水と下水があるが,通常単に水道というと上水.飲用に適する水を管を通じて供給する施設.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
人々の生活に必要な水を管や水路を用いて供給したり,生活環境で不要な水を排除するシステムの総称。古代ローマ帝国の遺跡にあるように,都市の歴史とともに都市生活を支える基盤施設として整備が進められてきた。現在では水道というと一般に上水道を指す場合が多い。水道には一般的な上水道,下水道のほかにも,地域と時代により種々の形態のものがあり,消火用水道,雑用水道,工業用水道,営農水道などが存在する。将来,水資源が量的質的に
迫(ひつぱく)する地域では,用途・水質別に複数の形態の用水供給システム,排水排除システム,再利用システムなどを包摂したさまざまなシステムがくふうされて用いられると予想される。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
① 飲料など、生活に必要な水を各家庭に供給する施設。上水道。 「 -を引く」
② 上水道・下水道・工業用水道などの水を供給する施設の総称。
③ 江戸市中に水を供給するために設けた玉川上水や神田上水をいう。 「 -の水を産湯に浴びて/洒落本・通言総籬」
④ 二つの陸地にはさまれた狭い水路。海峡。 「紀伊-」
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
人々に水を供給するための施設の総称。飲んで安全な水を、用途を限定せずに1系統で配るのが一般の水道(上水道)である。水不足地域では、水質用途別に上質水道、雑用水道、工業用水道など複系統の水道も設けられる。明治期には、浄化して管で配る水道を、古代ローマ時代や江戸時代の(旧)水道と区別して上水道または近代水道と称した。広義には上水道と下水道とを総称して水道という。[小林三樹]
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〘名〙
① 水が流れる道筋。また、通る道。水路。
航路。ふなじ。
※蔭凉軒日録‐寛正三年(1462)六月八日「賀州安国寺、依下濃美阿与二白山河流一合、寺将崩上、仍被レ成二御奉書一、以二水道一如レ元可レ修之由」
※わかれ(1898)〈国木田独歩〉「こは〈略〉遠き大川より引きし水道(スヰダウ)の類ゆへ」 〔史記‐西南夷伝〕
② 上水、または、下水を導き引く道。上水道・下水道の総称。特に、江戸では、幕府によって設けられた
玉川上水や
神田上水をさしていう。
※俳諧・談林十百韻(1675)下「一流のむさしの広く覚たり〈雪柴〉 千家万家に分る水道〈松意〉」
③ 特に近代、鉄管などの
導管およびその他の工作物によって、良質の
飲料水を住民各戸へ供給する施設の称。明治二〇年(
一八八七)はじめて横浜に布設された。〔水道条例(明治二三年)(1890)〕
④ 海または湖の
陸地にはさまれて狭くなった所。
海峡。「
紀伊水道」
※遙かな国遠い国(1960)〈北杜夫〉四「狭い水道をへだててすぐ向うにシムシュ島が見える」
⑤ 鷹の首から胸のあたりまでをいう。
※武用弁略(安政再板)(1856)八「水道は觜揺より下胸の門也胸袋迠惣名也」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
世界大百科事典内の水道の言及
【上水道】より
…都市や集落へ飲料水を供給する施設の総体をいう。日本では江戸時代初期に生活用水の供給を主目的とする水利施設が初めて設けられたときに,それまでの農業用水施設と区別して上水,または水道ということばが用いられた。現在では都市への用水供給施設のうち,飲用(家庭用)を目的に含めていない水道(工業用水道など)に対して,飲用水の供給施設を一般に上水道と呼んでいる。…
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