尊良親王(読み)たかながしんのう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

尊良親王(たかながしんのう)
たかながしんのう
(1311―1337)

後醍醐(ごだいご)天皇の第二皇子。「たかよし」とも読まれる。母は権大納言(ごんだいなごん)藤原為世(ためよ)の女(むすめ)為子。一の宮と記した系図、史書もある。1326年(嘉暦1)元服、中務卿(なかつかさきょう)に任ぜられ三品(さんぼん)に叙せられた。31年(元弘1)父天皇の笠置(かさぎ)潜幸に従ったが、河内(かわち)で幕府方に捕らえられ、32年土佐国(高知県)に流された。建武(けんむ)新政後帰洛(きらく)したが、35年(建武2)足利尊氏(あしかがたかうじ)が反すると、追討上(ついとうじょう)将軍として新田義貞(にったよしさだ)らと東征に赴いたが、利あらずいったん京都に帰還、翌年ふたたび皇太子恒貞(つねさだ)親王とともに新田義貞軍を率い、北陸に向かい越前金ヶ崎(えちぜんかながさき)城に入ったが、寒気と食糧難のため37年3月6日落城、同日親王も自害して果てた。27歳。墓は京都市左京区南禅寺下河原町にある。[飯倉晴武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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