小中古墳群(読み)おなかこふんぐん

日本歴史地名大系 「小中古墳群」の解説

小中古墳群
おなかこふんぐん

[現在地名]日高町小中

日高平野を流れる西にし川の西側に舌状に張出した台地に鎮座する小中王子神社を中心とした範囲に存在していたと考えられる古墳群。

宝永五年(一七〇八)神社境内より宝剣が出土(西内原村誌)。次いで天保一三年(一八四二)には「池堤を築く時、社地の土を運ぶ者、おもはず古墳にほりあたりしに、穴中には骨壺及土器、曲玉、管石多くあり、大小長短均しからず、又剣、矛、鏃などもありしかど、みな錆びて用ゐがたしといふ、何人の墳ともしらず、傍にも同じさまの塚ありしに、いつのころかあばきしといふ、社殿の下も亦塚に似たり」という(紀伊名所図会)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android