小便担桶(読み)ショウベンタゴ

デジタル大辞泉 「小便担桶」の意味・読み・例文・類語

しょうべん‐たご〔セウベン‐〕【小便担桶】

肥料用の糞便ふんべんを入れて田畑などに担いで行くおけ。こえたご。

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精選版 日本国語大辞典 「小便担桶」の意味・読み・例文・類語

しょうべん‐たごセウベン‥【小便担桶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 肥料にする糞尿を入れる桶。肥桶
    1. [初出の実例]「君のする小便田子(せうベンタコ)を腰につけ 江口さとへかよふ百性〈重次〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)
    2. 「爾時賤夫有り、尿桶(〈注〉セウベンタゴ)一双及び小籃を担ひ」(出典:都繁昌記(1837)担尿漢)
  3. 多淫な女をいう俗語
    1. [初出の実例]「寄てかかって・野で引転す小便たご」(出典:雑俳・笠付類題集(1834))

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