小倉畑村
おぐらはたむら
[現在地名]名田庄村小倉畑
三重村の東方、久田川が南川に合流する地点に立地。近江朽木(現滋賀県高島郡朽木村)に至る針畑越の道が通る。村域の大部分は山林原野で、生業は農耕のほか製炭を主とした。中世には名田庄下庄に属する知見村の地。知見村の初見は文永四年(一二六七)一二月二六日付観空譲状案(大徳寺文書)。江戸時代にも隣村の挙野村および久坂村とともに知見を冠してよばれることもあった(天保郷帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 