小倉畑村(読み)おぐらはたむら

日本歴史地名大系 「小倉畑村」の解説

小倉畑村
おぐらはたむら

[現在地名]名田庄村小倉畑

三重みえ村の東方、久田くた川がみなみ川に合流する地点に立地。近江朽木くつき(現滋賀県高島郡朽木村)に至る針畑はりはた越の道が通る。村域の大部分は山林原野で、生業農耕のほか製炭を主とした。中世には名田庄下庄に属する知見ちみ村の地。知見村の初見は文永四年(一二六七)一二月二六日付観空譲状案(大徳寺文書)。江戸時代にも隣村挙野あげの村および久坂ひさざか村とともに知見を冠してよばれることもあった(天保郷帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android