日本歴史地名大系 「名田庄村」の解説 名田庄村なたしようむら 福井県:遠敷郡名田庄村面積:一四三・〇九平方キロ県の最西南端に位置し、北は大飯郡大飯町・小浜市、東は滋賀県高島(たかしま)郡朽木(くつき)村、南は京都府北桑田(きたくわだ)郡美山(みやま)町、西は京都府綾部(あやべ)市に接する。滋賀県・京都府との境は三国(みくに)岳(七七五・九メートル)・八(やつ)ヶ峰(八〇〇・一メートル)・頭巾(ときん)山(八七一メートル)を結ぶ山嶺で、村域の約八九パーセントは山林。納田終(のたおい)に源を発する南(みなみ)川がほぼ東流して、流域にわずかに平地が開ける。こうした立地環境から、生業の山林への依存度が高い。美山町から堀越(ほりこし)峠(現在は隧道)を越えてきた国道一六二号がほぼ南川沿いに通り、県道名田庄―綾部線、坂本(さかもと)―高浜線、染(そめ)ヶ谷(たに)―小倉(おぐら)線、久坂(ひさざか)―中(なか)の畑(はた)―小浜線が支線として各地と連結している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by