…宮廷御神楽(みかぐら)のほかに里神楽が存し,しかも豊かなものであったことが察せられる。 鍋島家本《神楽歌》の構成は庭火(にわび)・阿知女法(あちめのわざ)・採物・韓神(からかみ)・大宜(おおむべ)・阿知女法・大前張(おおさいばり)・小前張(こさいばり)・千歳法(せんざいのほう)・早歌(そうか)・明星(あかぼし)・得銭子(とくぜにこ)・木綿作(ゆうつくる)・朝倉・昼目歌(ひるめうた)・竈殿遊歌(かまどのあそびのうた)・酒殿歌(さかどのうた)・湯立歌(ゆだてのうた)・其駒(そのこま)・神上(かみあげ)となっている。神を迎え,神をたのしませ,神を送る順序で進められる。…
…御神楽の儀式が,庭燎(火)(にわび),阿知女(あぢめ),採物(とりもの)と荘重に進んで,この前張の部からぐっとくだけて神,人ともに楽しむ宴の趣となる。古くは大前張(おおさいばり),小前張(こさいばり)の2種があった。大前張はほぼ短歌形式の歌詞をもち,小前張はより民謡的な不定形の歌詞をもつ。…
…儀式は人長の作法と,本・末の受け持つ神楽歌から成るが,人長の指図で座を鎮め,《庭火》の曲で各楽器の音を試みることから始まる(人長式)。以下の構成は,〈採物〉〈小前張(こさいばり)〉〈星〉という三つの違った傾向をもつ神楽歌のグループから成るが,ここで現行神楽歌一具(御神楽における神楽歌次第)を掲げる。(1)人長式の部 《神楽音取(かぐらのねとり)》《庭火》《阿知女作法(あじめのさほう)》。…
※「小前張」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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