小向郷(読み)おぶけごう

日本歴史地名大系 「小向郷」の解説

小向郷
おぶけごう

現小向に比定される中世郷。小向庄ともいい、「太深」とも書く。建武四年(一三三七)三月日の本間有佑代田嶋貞国軍忠状(「本間文書」早稲田大学蔵)に「当国朝明郡太深一分地頭本間四郎左衛門」とある。寛正六年(一四六五)七月六日の「親元日記」には、

<資料は省略されています>

と管領畠山政長施行状案が収められている。また山本兄弟跡の下地を伊勢貞弘の代官沙汰付することを守護一色義直に命じたこの施行状とともに、同日付の幕府奉行人奉書が出されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android