小和木村
こわぎむら
[現在地名]綾部市故屋岡町 古和木
上林川の支流古和木川流域に位置する。東は尼来峠を経て若狭国遠敷郡納田村(現福井県遠敷郡名田庄村)に、尼公峠を経て同国大飯郡川上村(現大飯郡大飯町)に至る。「古和木」とも記す。
中世は上林庄の地。地名は天文年間(一五三二―五五)の勧進奉加帳(光明寺文書)に「強木」とみえるのが早い。元禄一三年(一七〇〇)の知行所村高付帳でも「強木村」とする。旗本城下藤懸氏領。
宝永元年(一七〇四)の反別帳(入江家文書)に
<資料は省略されています>
とあって、草分け百姓による宮座があったことをうかがわせる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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