小埴生村(読み)おはぶむら

日本歴史地名大系 「小埴生村」の解説

小埴生村
おはぶむら

[現在地名]山陽町大字埴生

厚狭郡の西部瀬戸内海に南面した土生はぶ浦の西隣で糸根いとね川の谷間にあり、長府藩領。東は萩藩領土生浦、西は同松屋まつや(現下関市)、北は長府藩領大持おおもつ村に接する。厚狭郡内の小埴生村などが長府藩領となったいきさつは不明。

慶長五年(一六〇〇)検地帳では埴生村、同一五年の検地帳では埴生庄に一括記載されていると考えられる。「地下上申」によれば、萩藩領の「埴生村地方」の説明中に「小埴生村之内ニ有之散田作 但御蔵入百姓作リ候事」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android