日本歴史地名大系 「小大田庄」の解説 小大田庄こおおたのしよう 奈良県:桜井市三輪・纏向地区箸中村小大田庄三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に城上(しきのかみ)郡として「四十三小大田庄竜花院三町九反廿四歩 九石七斗五升給主分一町九反 一反胡麻生田、給主分 一石八斗負所九反三輪御寄進 一反九反田釜口地蔵講田 四反小川、釜口管絃講田 二反、長谷川新楽寺 三反、長谷寺定使田」とある。これによると、小大田庄は興福寺大乗院領であり、同院末寺竜花(りゆうげ)院は預所と考えられる。給主分は竜花院分であろう。釜口(かまのくち)寺・新楽(しんらく)寺などの諸得分もみられる。そのほか、「公方四百文、御風呂八月、十二月」などの公事があった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by