小将棋(読み)しょうしょうぎ

精選版 日本国語大辞典 「小将棋」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しょうぎセウシャウギ【小将棋】

  1. 〘 名詞 〙 現在行なわれている将棋前身大将棋・中将棋に対していう。時代によって駒数が異なるが、室町時代は現在の将棋のことも小将棋と呼んでいる。
    1. [初出の実例]「又主人与関白小将碁被遊」(出典看聞御記‐永享七年(1435)八月二二日)

こ‐しょうぎ‥シャウギ【小将棋】

  1. 〘 名詞 〙しょうしょうぎ(小将棋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小将棋の言及

【将棋】より

…駒は取捨てで相手から取った駒は再使用できない。原本が残っていないので不明確であるが,1443年(嘉吉3)の写本である《象棋六種之図》に小将棋,中将棋,大将棋,大大将棋,摩訶(まか)大大将棋,泰将棋が記されている。小将棋は現在の将棋に類似し,大将棋は平安時代の大将棋と異なり,升目は15×15の盤で駒数は130枚29種類,大大将棋は17×17の盤で駒数192枚68種,摩訶大大将棋は19×19の盤で駒数192枚51種類,泰将棋は25×25の盤で駒数354枚93種類である。…

※「小将棋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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