小山御殿跡(読み)おやまごてんあと

日本歴史地名大系 「小山御殿跡」の解説

小山御殿跡
おやまごてんあと

[現在地名]小山市中央町一丁目

将軍家の日光社参時の休泊施設。日光道中分間延絵図によれば、中町の高札場から西へ分れた佐野道が愛宕社へ突当る手前北側に「大猷院様御殿跡の由」と記されている。将軍(大御所・大納言時代を含む)の日光社参は二代徳川秀忠から一二代家慶まで一九回に及んだ。小山御殿は元和八年(一六二二)四月、二代将軍秀忠が日光社参の折、慶長五年(一六〇〇)関ヶ原の戦い直前の小山評定の吉例に倣って設けたといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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