20世紀日本人名事典 「小山栄三」の解説
小山 栄三
コヤマ エイゾウ
昭和期の新聞学者,人口問題研究者 立教大学名誉教授;日本世論調査協会会長。
- 生年
- 明治32(1899)年2月12日
- 没年
- 昭和58(1983)年8月16日
- 出生地
- 北海道小樽市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学文学部社会学科〔大正13年〕卒,東京帝国大学法学部政治学科〔大正14年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(同志社大学)〔昭和31年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 勲三等旭日中綬章〔昭和45年〕
- 経歴
- 東京帝国大学新聞研究室の第1回生で、昭和10年三省堂から「新聞学」を出版。13年立教大学教授となり、14年厚生省人口問題研究所研究官、18年文部省民族研究所員兼企画院調査官。24年総理府国立世論調査所長となり、世論調査を初めて日本で行い、現在の基礎を築いた第一人者として知られる。35年立教大学社会学部長、39年定年退職し、名誉教授。38〜48年日本広報協会理事長を務めた。ほかの主著に「人種学概論」「民族と人口の理論」「新聞社会学」「比較新聞学」「広報学」「マス・コミの功罪」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報