小川正意(読み)おがわまさおき

精選版 日本国語大辞典 「小川正意」の意味・読み・例文・類語

おがわ‐まさおき【小川正意】

  1. 江戸中期の暦法家。泉州堺の人。延宝元年(一六七三)、中国の「授時暦」による「新勘授時暦経」を刊行日本で刊行された授時暦研究書の初めとされる。生没年未詳。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「小川正意」の意味・わかりやすい解説

小川正意
おがわまさおき

生没年不詳。江戸初期の暦学者。現在の大阪府堺(さかい)市に住んだらしい。1672年(寛文12)中国、元の『授時暦(じゅじれき)経』を入手して、当時行われた宣明暦(せんみょうれき)と異なるところがあるのに気づき、実際に計算し、測量すると授時暦によく一致した。そこでその一部を収録して『新勘授時暦経』上下2巻、さらに『立成(りっせい)』(計算表)6巻を著して翌1673年(延宝1)刊行したが、これは日本最初の授時暦解説書である。

[渡辺敏夫]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小川正意」の解説

小川正意 おがわ-まさおき

?-? 江戸時代前期の暦算家。
和泉(いずみ)(大阪府)堺の人。寛文12年(1672)元(げん)(中国)の「授時暦経」と当時日本でつかわれていた宣明(せんみょう)暦の相違確認。翌延宝元年わが国ではじめての授時暦の解説書「新勘授時暦経」をあらわした。

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