小平柳村(読み)こひらやなぎむら

日本歴史地名大系 「小平柳村」の解説

小平柳村
こひらやなぎむら

[現在地名]栃木市小平町こひらちよう大町だいちよう

箱之森はこのもり村によって西・南・北の三方を囲まれるかたちで立地する。村の東部を巴波うずま川が南流し、東端を例幣使街道が通る。もと箱之森に属した原野であったが、応仁年間(一四六七―六九)同村の百姓で分戸する者があり、箱之森村小平柳といったという。皆川氏が支配するようになって村分けし、小平柳村と称したと伝える。慶長一七年(一六一二)検地帳(寺内公二文書)が一部残っている。慶安郷帳に村名がみえ、田七一石余・畑一六石余で武蔵岩槻藩領。元禄郷帳では高九八石余で旗本山木・宮城の二給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android