新撰 芸能人物事典 明治~平成 「小林千代子」の解説
小林 千代子
コバヤシ チヨコ
- 職業
- 声楽家 歌手
- 専門
- ソプラノ
- 別名
- 芸名=小林 伸江
- 生年月日
- 大正2年 7月30日
- 出生地
- 北海道 小樽市
- 学歴
- 東洋音楽学校(東京音楽大学)〔昭和6年〕卒
- 経歴
- 昭和6年東洋音楽学校(東京音楽大学)を卒業。7年映画「涙の渡り鳥」の同名主題歌を歌って大ヒット。松竹少女歌劇に在籍して、水の江滝子らと黄金時代を築いた。日本ビクターに移籍後は「旅のつばくろ」「椿の丘」などを歌い、人気を博した。この間、9年女優の夏川静枝に婚約者だった作曲家の飯田信夫を奪われて話題となった。太平洋戦争末期の20年、父の郷里である新潟県吉田町(燕市)に疎開。終戦直後に地元の人たちを元気づけようと、銀の星少女歌劇団を設立。広告塔の役割を担う歌劇団が多い中で、演目重視・地域密着の歌劇団として活動した。23年上京し、恩師・三浦環の衣鉢を継いでクラシックの世界に戻り、25年芸名を小林伸江と改め、小林伸江歌劇団を結成。26年三浦環顕彰会を設立、42年からはマダム・バタフライ世界コンクールを主催した。
- 没年月日
- 昭和51年 11月25日 (1976年)
- 伝記
- マダム・バタフライ 小林 裕子 著(発行元 オフィス・ラドンナ,四谷ラウンド〔発売〕 ’01発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報