20世紀日本人名事典 「小林正盛」の解説
小林 正盛
コバヤシ ショウセイ
明治〜昭和期の僧呂 大僧正;長谷寺第66代住職。
- 生年
- 明治9年6月11日(1876年)
- 没年
- 昭和12(1937)年6月18日
- 出生地
- 茨城県古河市
- 旧姓(旧名)
- 田口
- 別名
- 前名=小林 聖盛,幼名=正吉,号=雨峰
- 学歴〔年〕
- 新義派大学林〔明治30年〕卒,東京専門学校英文科〔明治32年〕卒
- 経歴
- 田口忠八の五男に生まれ、幼名は正吉。6歳の時に小林と改姓。古河の尊勝院に、ついで雨引山楽法寺に入り得度して聖盛の法名を授かり、のち正盛と改める。幼少から漢詩をよくし福井学圃に学ぶ。東京護国寺の豊山中学校校長、真言宗豊山派総本山長谷寺の宗務長などを経て、昭和5年同寺能化となる。この間、足利・鶏足寺住職も務め、鶏足寺の寺史研究や仏教の専門書を残す。また佐賀県鹿島に覚鑁生誕の遺跡を探し出し、大正2年誕生院を再興した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報