小枝類(読み)こえだるい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「小枝類」の意味・わかりやすい解説

小枝類
こえだるい

腔腸(こうちょう)動物門花虫綱八放サンゴ亜綱の1目Stoloniferaを構成する海産動物。八放サンゴ類では比較的原始的な形質をもつグループで、網目状、板状あるいは塊状走根から中軸個虫が上方に伸び、中軸個虫の側方に側生個虫を生じ、樹状群体をつくる。共肉は薄いために、側生個虫の体腔(たいこう)部は中軸個虫の側面に明らかな突起として突き出る。群体は大きくはならず、ほとんどの種は、高さ10センチメートル以下の樹状群体が走根上に数本立ち上がるにすぎない。

 この類は、中軸個虫が走根からまっすぐに立ち、その側方にまばらに側生個虫を派生させ、走根が網目状あるいは板状のコエダ科、中軸個虫はまっすぐに立ち上がるが、側生個虫が多く派生し、走根が塊状で走根の分岐がほとんどないベニコエダ科、および中軸個虫は側生個虫の出芽のたびに屈折してジグザグになるハナノエダ科の三つの科で構成される。日本産の種類はコエダ科ではクダコエダTeresto tubulosa、セトウチコエダT. setoutianaなどが知られ、ベニコエダ科ではベニコエダParatelesto roseaなどが、ハナノエダ科ではハナノエダPseudocladochomus hicksoniが知られる。

[内田紘臣]

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