小柳繻子(読み)こやなぎしゅす

精選版 日本国語大辞典 「小柳繻子」の意味・読み・例文・類語

こやなぎ‐しゅす【小柳繻子】

  1. 〘 名詞 〙 本絹繻子の一つ黒地を主とし、帯地、半襟地、力士の褌(ふんどし)などに用いる。豊前中津藩の江戸留守居役小柳某の案出とも、力士の小柳が用いたことによるともいう。小柳。
    1. [初出の実例]「帯は海老色の小柳繻子(コヤナギジュス)で」(出典青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む