小田宿(読み)おだじゆく

日本歴史地名大系 「小田宿」の解説

小田宿
おだじゆく

[現在地名]江北町大字上小田

小田宿は長崎街道の宿場で、古代の官道もこの宿場を通っていたといわれるが史料はない。牛津宿(現小城おぎ郡牛津町)より西へ二里の地点で、両子ふたご(三三八メートル)の南西麓に位置する。

この宿で長崎街道は浜通(多良往還)を分岐し、ここから南下して六角ろつかく川を渡り、百貫ひやつかん(塩田川河口)から鹿島(現鹿島市)太良(現藤津郡太良町)を経て諫早いさはや(現長崎県諫早市)に至り、ここで本街道に再び合流した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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