小癪者(読み)コシャクモノ

デジタル大辞泉 「小癪者」の意味・読み・例文・類語

こしゃく‐もの【小×癪者】

小生意気な者。
「ええ、―。軽いとが成敗とは」〈浄・丹波与作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小癪者」の意味・読み・例文・類語

こしゃく‐もの【小癪者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生意気な者。こしゃくな人。
    1. [初出の実例]「少こしゃくもの也」(出典:評判記・野郎虫(1660)寺田角彌)
  3. 年の割にませている者。
    1. [初出の実例]「白井兵左衛門に二人の忰、兄の彌市は盲目ゆゑ、出国いたす筈なれども、弟権八は忠義を思ふ小癪者(コシャクモノ)」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android