小癪者(読み)コシャクモノ

精選版 日本国語大辞典 「小癪者」の意味・読み・例文・類語

こしゃく‐もの【小癪者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生意気な者。こしゃくな人。
    1. [初出の実例]「少こしゃくもの也」(出典:評判記・野郎虫(1660)寺田角彌)
  3. 年の割にませている者。
    1. [初出の実例]「白井兵左衛門に二人の忰、兄の彌市は盲目ゆゑ、出国いたす筈なれども、弟権八は忠義を思ふ小癪者(コシャクモノ)」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む