小督局(読み)こごうのつぼね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小督局」の解説

小督局 こごうのつぼね

1157-? 平安時代後期の女官
保元(ほうげん)2年生まれ。藤原成範(なりのり)の娘。高倉天皇寵愛(ちょうあい)をうけ,治承(じしょう)元年範子内親王(坊門院)を生む。2年後出家。「平家物語」によれば,平清盛の娘で天皇の中宮徳子(建礼門院)の気持ちをおもいやる清盛ににくまれ,出家させられたらしい。

小督局 おごうのつぼね

お万の方(おまんのかた)(1)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語 おまん

世界大百科事典(旧版)内の小督局の言及

【お万の方】より

…(1)徳川家康の側室(1548‐1619∥天文17‐元和5) 小督局ともいう。父は永見志摩守吉英(淡路守貞英),また村田意竹(田村意斎)との説もある。…

【相府蓮】より

…相夫恋,想夫憐,相夫憐,相府連とも書く。高倉天皇の寵姫,小督局(こごうのつぼね)が嵯峨野で箏を弾いていたときの曲という伝説で有名で,《枕草子》の中にも紹介されている。曲の由来については,晋の大臣王僉(おうせん)が家に蓮を植えて可愛がったからとか,王僉が一時失脚して後に返り咲いたのを時の人が蓮の花にたとえて作ったとも伝える。…

【藤原成範】より

…その間,平清盛の女婿となり,また後白河院の執事別当に補されて院務を掌握した。吉野山にあこがれ,邸内に多くの桜を植えたので,桜町中納言と称され,また高倉天皇の寵妃として名高い小督局は,その女である。【橋本 義彦】。…

※「小督局」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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