小石川柳町(読み)こいしかわやなぎちよう

日本歴史地名大系 「小石川柳町」の解説

小石川柳町
こいしかわやなぎちよう

[現在地名]文京区小石川三丁目

伝通でんづう院境内の東に位置する町屋。北上して祥雲しよううん寺に至る通りの西側を占める片側町で、この通りを隔てて東は小石川下富坂こいしかわしもとみざか町の飛地、南は武家屋敷小石川伝通院裏門前こいしかわでんづういんうらもんまえ町、北は小石川伝通院御掃除こいしかわでんづういんおそうじ町・先手組同心屋敷。小石川村のうち、元和九年(一六二三)に伝通院領になった地に成立。承応二年(一六五三)に百姓町屋を許され、延享二年(一七四五)町並地になった。町内は南北間口が四八間余、裏幅七一間余、東西裏行は南の方で二二間、北の方で四九間余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報