小石川称名寺門前(読み)こいしかわしようみようじもんぜん

日本歴史地名大系 「小石川称名寺門前」の解説

小石川称名寺門前
こいしかわしようみようじもんぜん

[現在地名]文京区小日向こびなた一丁目

神田上水北岸、本法ほんぽう寺の東に位置する称名寺の境内東側に成立した門前町屋。荒木あらき坂を隔てて東は小日向第六天前こびなただいろくてんまえ町。称名寺(現浄土真宗本願寺派)はもと田安たやす御門外にあったが、寛永元年(一六二四)惣堀普請のために御用地となり、小石川村金杉かなすぎ内の当地に移転した。その後門前町家作を許され、元禄一〇年(一六九七)には門前坪数のうち、荒木坂側の三〇坪を御用地に召上げられたため、小石川諏訪こいしかわすわ町内に替地を与えられ、それまでの門前町屋は元坪どおり奥の方へ一間引込み、東の方に一間に五間の庇を付けている。町内は南北八間・東西五間(御府内備考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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