小笠原家住宅(読み)おがさわらけじゆうたく

日本歴史地名大系 「小笠原家住宅」の解説

小笠原家住宅
おがさわらけじゆうたく

[現在地名]飯田市伊豆木

伊豆木いずき村の中央部にある旗本小笠原氏の書院。室町時代に伊豆木城のあった丘陵の東麓に位置し、東方に開けた伊豆木盆地を一望できる。伊豆木小笠原氏の初代長巨は、慶長五年(一六〇〇)に松尾小笠原氏から分れ、伊豆木村に一千石の秣料を給されて当地に居住した。同氏の居館は明治五年(一八七二)に書院・玄関・宝蔵を残して、建物のほとんどが取り払われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android