小笠木村(読み)おかさぎむら

日本歴史地名大系 「小笠木村」の解説

小笠木村
おかさぎむら

[現在地名]早良区小笠木

脇山わきやま村の東、室見むろみ川支流小笠木流域にある。東は小笠木峠を越えて那珂なか西畑にしはた(現那珂川町)へ通じる。村名は岡鷺とも書く。里民の説に菅原道真が大宰府に赴く際当地で休憩し傍らの松にその笠を掛けたことから、その地は笠掛天神森と称されるようになり、これに由来して昔は村名を御笠木と記したと伝える(続風土記附録)

明応九年(一五〇〇)二月一七日の大教坊真恵預ケ状案(東門寺古証文/黒田家文書一)背振せふり山上宮領として「脇山之内小笠木之村専道名」がみえ、専道源左衛門の所望により、専道氏先祖が大教坊に永代売渡していた専道せんどう名の名頭分半分が代六貫五〇〇文で源左衛門に預け置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む