日本歴史地名大系 「小網町三丁目」の解説 小網町三丁目こあみちようさんちようめ 東京都:中央区旧日本橋区地区小網町三丁目[現在地名]中央区日本橋小網町小網町二丁目の南に続き、西は日本橋川、東は陸奥磐城平藩安藤氏中屋敷と尾張藩拝領屋敷、南は箱崎(はこざき)川北岸に面する片側町。安永三年小間附町鑑によれば小間一七七間半、うち京間一八間・田舎間一五九間半、小網町一丁目と同様の国役を勤め、名主も一丁目と同じ。安政七年(一八六〇)の泰平町鑑では一番組組合持。面積は三千五二八坪余(「寛保沽券図」中央区京橋図書館蔵)。箱崎川に面した南河岸は下総行徳(ぎようとく)(現千葉県市川市)の船が小荷物や人を載せて発着する行徳河岸で(江戸惣鹿子名所大全)、ここには地廻り塩問屋が多かった(日本橋区史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by