小脳橋角部腫瘍(読み)しょうのうきょうかくぶしゅよう(その他表記)cerebellopontine angle tumor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小脳橋角部腫瘍」の意味・わかりやすい解説

小脳橋角部腫瘍
しょうのうきょうかくぶしゅよう
cerebellopontine angle tumor

小脳と橋 (→橋腫瘍 ) とが角をなす部位に生じる腫瘍をいう。全頭蓋内腫瘍の約 10%を占め,その 80%までが聴神経鞘腫である。良性腫瘍で 30~60歳に好発し,女性にやや多い。症状難聴耳鳴から始り,腫瘍が増大するにつれて,顔面神経麻痺や感覚障害が起ってくる。そのほか,この小脳橋角部には髄膜腫,クモ膜嚢胞,血管性腫瘍,類上皮腫なども発生する。

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