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髄膜腫 ずいまくしゅmeningioma

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

髄膜腫
ずいまくしゅ
meningioma

メニンジオーマともいう。成人の脳腫瘍中最も多い良性腫瘍で,全脳腫瘍の約 20%を占める。 30~50歳代の女性に多い。脳を外側から圧迫して発育し,脳実質の中に浸潤することがないので,脳実質との境界は常に画然としているのが特徴で,神経膠腫 (グリオーマ) とは対照的である。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

髄膜腫
ずいまくしゅ

頭蓋(とうがい)内に発生する脳腫瘍(しゅよう)の一種。原発性で、まれに頭蓋の外に発生することがある。良性であることが多いが、一部悪性のものもある。頭蓋骨の裏側にあって脳を覆っている髄膜(硬膜、くも膜)のうち、脳側にあるくも膜の表面を覆うくも膜細胞に由来する腫瘍で、脳や神経を圧迫しながら徐々に形成される。2009年(平成21)の脳腫瘍全国集計調査報告では原発性脳腫瘍の27.1%を占め、発生頻度がもっとも高い。中年以降の女性に好発し、また高齢者に発生する脳腫瘍のおよそ25%を占める。腫瘍の増大につれて脳の圧迫症状が強まり、脳圧が亢進(こうしん)して頭痛や吐き気・嘔吐(おうと)などが生じる。症状は早朝起床時に強い。けいれんを伴うことがあり、発生部位によって片麻痺(まひ)や四肢麻痺あるいは脳神経麻痺を生じ、歩行障害などもみられる。さらに増大し圧迫が強まると物忘れや認知症症状を呈する。腫瘍摘出後の予後は良好であることが多い。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の髄膜腫の言及

【頭痛】より

… 頭蓋内疾患による頭痛は,なんらかの神経症状を伴うことが普通である。髄膜腫のような腫瘤形成性の病変は頭痛を訴える前に局所症状を呈しやすいが,浸潤性の神経膠腫(こうしゆ)などは大脳半球全体を占めるほどになっても頭痛を訴えないことがある。転移性脳腫瘍もよく頭痛を伴うが,必ずしも激しいものでなく,また一定したものでもない。…

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