日本歴史地名大系 「小船木村」の解説 小船木村こぶなきむら 千葉県:銚子市小船木村[現在地名]銚子市小船木町・小長町(こながちよう)野尻(のじり)村の北西方、利根川右岸に位置し、銚子道が通る。御船木とも。三河岸の一つ小船木河岸が設けられていた。天正一九年(一五九一)一一月の徳川家康寄進状(東光寺文書)に海上(うなかみ)郡舟木(ふなき)郷とみえ、郷内三〇石が地内の東光(とうこう)寺領とされた。元和三年(一六一七)の柑子木数帳(谷本家文書)に小舟木とみえ、浜之坊・宝光院・安養院が柑子木を各一本植えていた。 小船木村こぶなきむら 滋賀県:近江八幡市小船木村[現在地名]近江八幡市小船木町・新栄町(しんさかえまち)土田(つちだ)村の北にある。北は日杉(ひすぎ)山、東は八幡町、西は船木(ふなき)村。南西―北東に走る朝鮮人街道沿いに集落が成立。八幡町の西の入口にあたる。古くは土田村の枝郷で、寛永二〇年(一六四三)には村高二六六石余であったが(延宝七年「万控帳」土田共有文書)、寛永石高帳や慶安二年書上などの郷村帳類では土田村に含まれて高付された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報