小若江村(読み)こわかえむら

日本歴史地名大系 「小若江村」の解説

小若江村
こわかえむら

[現在地名]東大阪市小若江一―四丁目・西上小阪にしかみこさか南上小阪みなみかみこさか

若江郡に属し、地形は平坦で、北は上小坂かみこさか村。大和川の付替えにより西の村境を流れていた長瀬ながせ川川床に吉松よしまつ新田が開発された。明応九年(一五〇〇)一一月二五日の玄某譲状(華頂要略)にみえる「天王寺別当料所之内河内国小若江庄」は当地とも考えられる。

慶長一七年(一六一二)の村高は五一八石(布施市史)正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高五二三石余、幕府領。寛文二年(一六六二)から大坂城代青山宗俊領、延宝年間(一六七三―八一)河内国支配帳・天和元年(一六八一)河州各郡御給人村高付帳ともに五二四石余で、大坂城代太田資次領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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