小菅波村(読み)こすがなみむら

日本歴史地名大系 「小菅波村」の解説

小菅波村
こすがなみむら

[現在地名]加賀市小菅波町・白山台はくさんだい松が丘まつがおか

大菅波おおすがなみ村の東にあり北陸街道が村北部を横断、街道沿いの天日てんにち出村茶店があった。正保郷帳によると高五九二石余、田方二九町八反余・畑方七町余、物成高二一九石余。「江沼志稿」では高五七〇石余、小物成は山役・野役・油臼役・油棒役と天日分の茶屋役一二匁で、家数二八・人数八〇(うち天日分二二)、馬四。明治四年(一八七一)に起こったみの虫一揆の時、当村役人開田九平次宅が襲撃された。鎮守子安こやす神社は木花開耶姫命・応神天皇を祀り、安産の神として信仰を集める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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