小見川河岸(読み)おみがわがし

日本歴史地名大系 「小見川河岸」の解説

小見川河岸
おみがわがし

[現在地名]小見川町小見川

利根川舟運の河岸場。江戸時代小見川村の地先は利根川の遊水池八丁面はつちようめんが広がり、これに黒部くろべ川が注ぎ、また汀線にほぼ並行して銚子道が通っていた。「家忠日記」天正二〇年(一五九二)二月一九―二二日条によると、松平家忠は旧領武蔵国おし(現埼玉県行田市)から船で小見川に来着している。同書同年八月一九日条には「江戸兵粮舟小見川より昨日出し候」とみえ、江戸との結び付きが知られ、また鹿島参詣も船を利用している(同書文禄二年三月二三日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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