小見行村(読み)こけんぎようむら

日本歴史地名大系 「小見行村」の解説

小見行村
こけんぎようむら

[現在地名]幡豆町東幡豆ひがしはず

三河志」に「今云コケンギヨウ 刪補松音注こみゆき」とあり、音訓混じって呼称された。嘉永六年(一八五三)の丑郷帳(牧野健吉氏蔵)の納合高をみると、米六七石余に対し、塩一〇石六斗五升四合があり、当村の生産様式をうかがわせる。その他の役銭も、合計三貫六〇〇文と高い。

「三河志」には「氏神二社 愛宕島弁天」の記載がある。愛宕島あたごしま弁天は、沖島おきのしま弁天のこと、他の一社は海浜に祀る津島社のことである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android