小豆畑村(読み)あずはたむら

日本歴史地名大系 「小豆畑村」の解説

小豆畑村
あずはたむら

[現在地名]北茨城市華川はなかわ町小豆畑

花園はなぞの川の上流右岸の山地に位置し、西は花園村。文禄四年(一五九五)岩城領検地目録(静嘉堂文庫蔵)に「四百四拾八石七斗八升弐合 (車領)小豆畑村」とみえる。慶長七年(一六〇二)岩城氏の所領没収に伴い戸沢政盛領地となり、元和八年(一六二二)戸沢氏が出羽国に転封以後は棚倉藩領、寛文一一年(一六七一)からは旗本内藤家知行所、元禄一一年(一六九八)以降は天領旗本領の相給支配地となった。万延元年(一八六〇)の天領分の村明細帳(北茨城市役所蔵)によれば村高は七六五石余、うち天領は二五五・〇八石余、四旗本領が各一二七・五石余である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android