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腰越 コシゴエ

大辞林 第三版の解説

こしごえ【腰越】

◇ 神奈川県鎌倉市の地名。七里ヶ浜の西に続く海岸。中世、鎌倉入りの宿駅が置かれた所。源義経の「腰越状」起草の地として知られる。
幸若舞こうわかまいの一。平宗盛を生け捕りにした義経一行の東国下りと、腰越状の件くだりを描いたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

腰越
こしごえ

神奈川県鎌倉市南西端の地区。旧鎌倉郡腰越町。鎌倉市街地の西方、相模(さがみ)湾に面した街村型市街地(もとは農漁村)。江ノ島電鉄線が通ずる。相模湾岸の展望は広大。鎌倉開府以後は鎌倉―大磯(おおいそ)間の宿駅の一つ。鎌倉へ出入りする諸将の休泊についての記録、伝承が多く、なかでも1185年(文治1)に源義経(よしつね)が平宗盛(むねもり)らの捕虜を護送してきたが、兄頼朝(よりとも)から鎌倉入りを差し止められ、腰越で抑留された史話は有名。現在、義経らが滞留したと伝えられる満福寺が残っている。腰越は当時西の竜口(たつのくち)と一村をなして鎌倉西方の刑場の地とされ、またかつてはここは漁村で漁船の舟出地であり、いまも「櫓漕唄(ろこぎうた)」(民謡舟唄)や「舟謡(ふなうたい)」が伝えられる。[浅香幸雄]

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