小野袋村(読み)おのふくろむら

日本歴史地名大系 「小野袋村」の解説

小野袋村
おのふくろむら

[現在地名]川辺町小野袋

柏戸かしわど村の西にあり、北は渡良瀬わたらせ川を隔てて下野国都賀つが下宮したみや(現栃木県藤岡町)あいの川跡を境に上野国邑楽おうら海老瀬えびせ(現群馬県板倉町)。「袋」に低地低湿地の意もあることから、村名は蛇行した河川の湾曲した低地に位置したことに由来するという。田園簿では水損場と記され、田高一四二石余・畑高三一六石余、宝暦一一年(一七六一)には前々古新田改出高九二石余が加わり高五五二石余となる。同年の反別は田方三二町五反余・畑方六九町四反余(「村鑑帳」田口家文書)、安政三年(一八五六)には下田三二町三反余・下々田二反余、中畑一四町八反余・下畑四〇町九反余・下々畑一町二反余、屋敷三町九反余・葭畑五反余(「辰年貢割付状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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