北川辺町(読み)きたかわべまち

日本歴史地名大系 「北川辺町」の解説

北川辺町
きたかわべまち

面積:二一・〇〇平方キロ

県の北東隅に位置する。利根川の左岸(北岸)にある県内唯一の町で、都心から六〇キロ圏内に入る。東西六・五キロ、南北六・九キロ。東は渡良瀬(わたらせ)川を境に茨城県古河市、南は利根川を挟んで大利根(おおとね)町・加須(かぞ)市、西は群馬県邑楽(おうら)郡板倉(いたくら)町、北は谷田(やた)川を境に栃木県下都賀(しもつが)郡藤岡(ふじおか)町に接する。利根川と渡良瀬川合流点の沖積低地に位置し、地形は河川の乱流により形成された自然堤防・後背湿地、流路跡からなる。標高は一三―一五メートルを示し西部が高く東部が低くなっている。飯積(いいづみ)地区の自然堤防上で古墳時代後期の土師器・須恵器などが出土しており、集落跡と考えられる。「東」と墨書された土師器も発見された。古代から中世にかけて、現在の渡良瀬川三国(みくに)橋辺りは古河渡として知られ、「万葉集」をはじめとする多くの歌に詠まれる名所であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報