日本歴史地名大系 「小鳥谷村」の解説 小鳥谷村こずやむら 岩手県:二戸郡一戸町小鳥谷村[現在地名]一戸町小鳥谷馬淵(まべち)川に平糠(ひらぬか)川・小繋(こつなぎ)川・女鹿(めが)川が合流する地点にあり、奥州街道に沿う。東は岩館(いわだて)村・姉帯(あねたい)村、北は西法寺(さいほうじ)村、西は女鹿村。「内史略」の「往古九戸政実領知二万石」のうちに村名がみえる。正保国絵図に小鳥屋村とみえ、高二一一石余。「雑書」慶安二年(一六四九)一月五日条によれば、小鳥屋村上里左京が吉例により粟餅を献上している。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付に小鳥越村と記され、蔵入高三二四石余で、七ヵ年平均の免は一ツ九分五厘四毛。天和二年に切支丹禁制、貞享五年(一六八八)に捨馬禁止の高札が立てられている(「御領分高札集」盛岡市中央公民館蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報