小鴨部村
こかんべむら
[現在地名]玉川町小鴨部
現玉川町東北部にある大村で、南北に細長い。北は川幅約六〇メートルの蒼社川に面する平坦地で、法界寺村に対し、東は別所村、新谷村(現今治市)、古谷村(現朝倉町)に接する。西は天ヶ森(三四九・二メートル)の山系が中村・畑寺村、南は窓峠が鈍川村との境となっている。村の中央を谷山川とその支流が流れ、谷が奥深くまで延びている。
付近の丘陵一帯には古墳後期の群集墳があり、「和名抄」記載の鴨部郷の中心と推定される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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