精選版 日本国語大辞典 「今宮」の意味・読み・例文・類語
いま‐みや【今宮】
[1] 〘名〙
※日本紀略‐長保三年(1001)五月九日「於二紫野一祭二疫神一。号二御霊会一。依二天下疾疫一也。〈略〉京中上下多以集二会此社一。号二之今宮一」
② 新たに生まれた皇子。
※源氏(1001‐14頃)竹河「みかどはまして限りなくめづらしと、このいま宮をば思ひきこえ給へり」
[2]
※俳諧・毛吹草(1638)四「摂津〈略〉今宮(イマミヤノ)千生瓢箪」
[二] 京都市北区紫野にある地名。
[三] 「いまみやじんじゃ(今宮神社)(一)」の略。
※浮世草子・好色一代女(1686)五「徳利のこまんが床、今宮(イマミヤ)の松の烏」
[四] 「いまみやじんじゃ(今宮神社)(二)」の略。
※仮名草子・浮世物語(1665頃)一「今宮の社は一条院の御時に斎ひぞ祀る。紫の野にと鎮めまつりし御神なり」
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