小黒田村(読み)こくろだむら

日本歴史地名大系 「小黒田村」の解説

小黒田村
こくろだむら

[現在地名]松阪市小黒田町・宝塚たからづか町・御殿山ごてんやま

大黒田おおくろだ村の南、駅部田まやのへた村の西にあり、西は村に接する。「神鳳鈔」の飯高いいたか郡に「南黒田御厨」とあるのは当地にあたると考えられる。「五鈴遺響」に「大黒田ハ旧名北黒田ニシテ本邑(小黒田)ハ西南ニアリ故南黒田ト旧称セシナルヘシ」とある。文治二年(一一八六)二月一四日沙門某譲状(醍醐寺文書)に「一、伊勢国南黒田御厨、右、件院并庄等相伝私領也、而処分之条忽雖不可、受重病送多年了、尤所怖思也、仍相副彼調度文書等、永所譲与寿海阿闍梨也」とあり、一二世紀末に、南黒田御厨が醍醐寺僧寿海所領となっている。同年八月二六日の沙門某処分状、九月二日の沙門某置文(ともに醍醐寺文書)にも同様の記載がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む