尺璧(読み)せきへき

精選版 日本国語大辞典 「尺璧」の意味・読み・例文・類語

せき‐へき【尺璧】

  1. 〘 名詞 〙 大きな宝玉。貴重な玉。
    1. [初出の実例]「不尺璧、周公吐飡之労」(出典本朝文粋(1060頃)六・請被挙達弁官并右衛門権佐状〈三善道統〉)
    2. 「尺璧ひかりきよくとも それをばおもくおもはざれ 寸陰うつりやすくとも これをばかろくすべからず」(出典:浄業和讚(995‐1335)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「尺璧」の読み・字形・画数・意味

【尺璧】せきへき

直径一尺の璧。宝玉。〔淮南子、原道訓〕人は尺の璧を貴ばずして、寸の陰を重んず。時は得くして失ひ易ければなり。

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