尻切草履(読み)しりきれぞうり

精選版 日本国語大辞典 「尻切草履」の意味・読み・例文・類語

しりきれ‐ぞうり‥ザウリ【尻切草履】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わら草履の類で爪先部分の幅が広くかかとに当たる後ろの部分をせまく編んだはきもの。しりきれ。しきり。しきれ。
    1. [初出の実例]「尻切草履かたがたしはきて、人の家の門にたち、町中をさまよふもあり」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)六)
  3. 古くなって、かかとに当たる後ろの部分が切れてしまっている草履。
    1. [初出の実例]「傾城買の尻切草履(シリキレザウリ)」(出典譬喩尽(1786)五)

しりきり‐ぞうり‥ザウリ【尻切草履】

  1. 〘 名詞 〙しりきれぞうり(尻切草履)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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