尻無村(読み)しなしむら

日本歴史地名大系 「尻無村」の解説

尻無村
しなしむら

[現在地名]八日市市尻無町・沖野おきの五丁目

二俣ふたまた村の東にあり、集落北部をたか井、南部を蛇砂へびすな川が西流する。中世には保内上四郷の中央に位置することにちなんで中村なかむら郷ともよばれていた。村内の妙応みようおう寺や八坂神社には僧得珍による開基開発伝承も残されている。品無とも記される。村名はかつて蛇砂川がこの地で途切れていたことに由来するという。応永四年(一三九七)六月八日の薬師寺光兼寄進状(永源寺文書)には、得珍とくちん保中村郷内二反の地が永源寺に寄進されたことがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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