尻篭(読み)しこ

精選版 日本国語大辞典 「尻篭」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【矢壺・矢籠・尻籠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 狩猟軍陣に用いる矢の容器の一つ。ツヅラフジの蔓や竹で編んだ狩箙(かりえびら)一種。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「人の解捨たる箙竹(えびら)尻籠(シコ)(やなぐひ)を」(出典太平記(14C後)二六)
  3. 江戸時代、飾りとして端手(はたて)を長く組み違えて作った塗箙(ぬりえびら)の一種。
    1. <a href=矢壺〈貞丈雑記〉" />
      矢壺貞丈雑記
    2. [初出の実例]「はっておく・尻籠の矢そへて棟の弓」(出典:雑俳・住吉おどり(1696))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む