尼焼(読み)あまやき

精選版 日本国語大辞典 「尼焼」の意味・読み・例文・類語

あま‐やき【尼焼】

  1. 〘 名詞 〙 楽焼一種後柏原天皇の大永年中(一五二一‐二八)、帰化人宗慶の妻、妙慶が尼となって、亡夫遺法を伝えつくったもの。
    1. [初出の実例]「飴也 朝鮮国人也、来朝して陶器を造る、即、楽焼家の元祖也、妻は日本人にて、後、剃髪し、男長治郎、幼少なるにより、自ら陶器を造る、是を尼焼と云ふ」(出典:楽家陶彙(古事類苑・産業一三))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android